皆様、こんにちは。
チームネットラボのU5swです。
今回は山陽・九州新幹線を走るさくら号について紹介します!
さくら号の停車駅パターンを覚えて、上手く利用できるようになりましょう!
さくら号の歴史を簡単に紹介!
2011年3月に、九州新幹線が全通し、山陽新幹線との直通運転が開始されました。その際に、新大阪〜鹿児島中央間の運行を中心に、みずほ号と共に運行開始となりました。
みずほ号が速達型なのに対し、さくら号は地域輸送に特化した停車型となります。山陽新幹線内では、これまで運転されてきた「ひかりレールスター号」の役割をほぼ受け継ぐ形で、1時間に1、2本運行されています。

さくら号の運行形態と使用車両
さくら号の運行形態は大きく2つのパターンに分かれます。
- 新大阪〜鹿児島中央間を走る列車
- 博多〜鹿児島中央間を走る列車
1の運用がさくら号のほとんどを占めます。使用車両に関しては、山陽新幹線に直通するため、全列車N700系8両編成が使用されます。列車号数は500番台(540以降)が割り当てられます。
一方、2に関しては下り7本、上り6本設定されており、使用車両に関してはN700系8両編成の他、九州新幹線開業時から活躍する800系6両編成も使用されます。どちらで走るかは両数やグリーン車の有無から判別可能です。列車号数は400番台が割り当てられます。

さくら号の停車パターン
まず、全てのさくら号が停車する基本停車駅を挙げていくと、
新大阪、新神戸、岡山、福山、広島、小倉、博多、新鳥栖、久留米、熊本、仙台、鹿児島中央
となります。次に、一部の列車が停車する選択停車駅を挙げていくと、
姫路、徳山、新山口、新下関、筑後船小屋、新大牟田、新玉名、新八代、新水俣、出水
となります。これを見ると、九州新幹線の全ての駅において少なくとも1本さくら号が停車するということがわかります。
次に停車駅のパターンですが、大きく分けて2つあり、
- 熊本〜川内間ノンストップ型
- 熊本〜川内間各駅停車型
に分けられます。ほとんどのさくら号は❷の運用であり、九州新幹線内のみ運転するさくら号は全て❷の運用となっています。
さくら号の停車駅(パターン該当列車のみ)
上記で述べたパターンに分けて、それぞれの列車の詳細を説明します。始発駅の時間と選択停車駅の時刻を記載します。
1.新大阪〜鹿児島中央間の列車
❶熊本〜川内間ノンストップ型
下り(鹿児島中央行き)
- 541号(新大阪6:25、姫路6:54、新山口8:28)
- 545号(新大阪7:15、姫路7:45、新山口9:18)
- 551号(新大阪10:06、新山口12:04)
- 555号(新大阪12:06、新山口14:04)
- 557号(新大阪13:06、新山口15:04)
- 559号(新大阪14:06、新山口16:04)
- 561号(新大阪15:06、新山口17:04)
上り(新大阪行き)
- 548号(鹿児島中央9:35、新山口11:39)
- 554号(鹿児島中央11:34、徳山13:49)
- 556号(鹿児島中央12:35、新山口14:39)
- 558号(鹿児島中央13:34、新山口15:39)
- 562号(鹿児島中央14:35、新下関16:27)
- 568号(鹿児島中央17:18、新山口19:20、姫路20:58)
これを見ると、❶が運行される時間帯は主に「みずほ号が運行しない時間帯」であることがわかります。みずほ号がない分さくら号が速達の役割を果たし、所要時間増大を最小限にとどめています。
また、姫路駅を通過し、新山口駅に停車する列車がほとんどを占めています。
❷熊本〜川内間各駅停車型(熊本〜川内間の発車時刻は省略)
下り(鹿児島中央行き)
- 543号(新大阪6:50、姫路7:20、徳山8:44)
- 547号(新大阪8:04、姫路8:33)
- 549号(新大阪9:18、姫路9:47、新下関11:38)
- 553号(新大阪11:18、姫路11:48、新山口13:27)
- 563号(新大阪15:18、姫路15:48、新山口17:27)
- 565号(新大阪16:18、姫路16:48、新山口18:27、新玉名19:36)
- 567号(新大阪17:18、姫路17:48、新下関19:30、新大牟田20:26)
- 569号(新大阪18:18、姫路18:47、徳山20:10、筑後船小屋21:23)
- 571号(新大阪19:06、姫路19:35、徳山20:58)
上り(新大阪行き)
- 542号(鹿児島中央7:03、筑後船小屋8:17、徳山9:27、姫路10:58)
- 544号(鹿児島中央8:02、新大牟田9:13、新山口10:18、姫路11:58)
- 546号(鹿児島中央9:02、新玉名10:09、新山口11:19、姫路12:58)
- 550号(鹿児島中央10:03、徳山12:27、姫路13:58)
- 552号(鹿児島中央11:06、新山口13:18、姫路14:58)
- 560号(鹿児島中央14:05、新山口16:18、姫路17:58)
- 562号(鹿児島中央15:05、新山口17:18、姫路18:58)
- 566号(鹿児島中央16:05、新下関18:08、徳山18:31、姫路20:02)
- 570号(鹿児島中央18:07、新下関20:09、姫路21:53)
- 572号(鹿児島中央10:03、新山口20:44、徳山20:57、姫路22:21)
❷の全てに当てはまることとして、必ず姫路に停車することが挙げられます。また、朝の新大阪行き、夜の鹿児島中央行きの3本がそれぞれ筑後船小屋、新大牟田、新玉名のうち1駅に停車しています。
昼間時間帯は❶のタイプのみ運行される時間が多いです。
2.博多〜鹿児島中央間を走る列車
この型のさくら号の通過駅は筑後船小屋、新大牟田、新玉名の3駅のみで統一されています。そのため、始発駅の発車時刻のみを記載します。また、どの車両で運転されるかを明記します。
下り(鹿児島中央行き)
- 401号(6:45)N700系
- 403号(7:22)N700系
- 407系(8:39)800系
- 411号(13:13)800系
- 413号(15:24)800系
- 415号(16:24)N700系
- 417号(17:22)800系
上り(博多行き)
- 400号(6:08)800系
- 402号(12:00)N700系
- 404号(13:00)800系
- 406号(15:25)800系
- 408号(20:13)N700系
- 412号(22:19)N700系
2の型の列車は主に1の型のさくら号を補完する役割を担っています。
パターン外の列車
新大阪〜熊本間のさくら号
早朝の上り1本、夜間の下り1本が熊本を起終点とするさくら号となります。
このさくら号の特徴として、
- 姫路を通過すること
- 新山口に停車すること(上りは新下関にも停車)
- 小倉〜熊本間各駅停車
が挙げられます。特に、小倉〜熊本間各駅停車のさくら号はこの列車のみです。
熊本行きは新大阪20:18発の573号で、熊本始発は熊本6:01発の540号が該当します。
広島〜鹿児島中央間のさくら号
早朝の下り1本、夜間の上り1本が広島を起終点とするさくら号となります。
九州方面からの優等列車で広島を起終点とする唯一の列車です。
このさくら号の特徴として、
- 徳山、新山口に両方とも停車すること(下りは新下関にも停車)
- 熊本〜川内間各駅停車型
広島始発は広島6:43発の405号、広島行きは20:13発の410号が該当します。
新下関始発鹿児島中央行きのさくら号
午前中に1本、新下関を始発とするさくら号が設定されています。
409号が該当列車で、新下関11:13発となります。熊本〜川内間各駅停車型です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は山陽・九州新幹線を走るさくら号について解説しました。
さくら号は基本的には停車型の種別ですが、中には速達型を担う列車もあるので、是非この記事を参考にさくら号を上手く利用していただきたいです。
今回はここまでとなります!見ていただきありがとうございました!