【JRダイヤ改正2020】時間革命と更なる利便性の向上

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皆様、こんにちは。U5swです。

気がつけば残り半月で2019年も終わりです。早いですねえ…

さて、先日ついに2020年3月のJR中心としたダイヤ改正情報が公開されました。今回から各会社のトピックおよび私が気になったネタを紹介していこうと思います。よろしくお願いしますm(__)m

#1は、JR西日本のメイントピックから見ていきましょう(*・ω・)ノ

【主な改正内容トピック】

のぞみの所要時間短縮

のぞみを1時間あたり最大6本運転

みずほを1往復増発

・福山および新山口に停車するみずほが誕生

・関空特急はるかに271系を投入し、全列車9両編成で運転

・南紀特急くろしおの全列車が日根野駅に停車

(1)山陽新幹線

まず、山陽新幹線のトピックを見て見ましょう。1番のトピックはのぞみの所要時間の短縮です。このダイヤ改正より、臨時列車含む全ての列車がN700A系で運転されます。

改正後の定期列車の東京駅と主な駅を結ぶ平均所要時間と、その短縮時間は以下の通りになります。

東京〜岡山 間 : 3時間17分(3分短縮)

東京〜広島 間 : 3時間55分(2分短縮)

東京〜博多 間 : 4時間59分(2分短縮

注目すべき点は何と言っても東京〜博多間の平均所要時間が5時間を切ったということですね!これまでたくさんの車両によって所要時間の短縮が行ってきましたが、とうとう平均5時間切りを達成してしまいました∑(゚Д゚)

また、東海道新幹線の「のぞみ12本ダイヤ」により、多客時ののぞみは臨時列車を含めて1時間に最大6本運転されるようになり、さらに便利にご利用いただけるようになります!

日本の新幹線界にまた新たな1ページが刻まれた今回の改正。これからもますますの発展に期待ですね!( ´ ▽ ` )

続いて、新大阪〜鹿児島中央間を走る速達型みずほですが、今回新たに1往復が増発され、計8往復となります。

また、福山駅および新山口駅に停車するみずほが誕生します。それぞれの駅に停車するみずほは以下の通りです。

【福山駅】

607号(新大阪11:06→福山12:09→鹿児島中央14:55)

613号(新大阪18:06→福山19:09→鹿児島中央21:57)

604号(鹿児島中央8:50→福山11:36→新大阪12:38)

608号(鹿児島中央15:51→福山18:36→新大阪19:38)

【新山口駅】

605号(新大阪8:55→新山口10:48→鹿児島中央12:41)

610号(鹿児島中央16:46→新山口18:46→新大阪20:39)

これまでのみずほは岡山、広島、小倉、博多、熊本といった主要駅にしか停まらない(姫路のぞく)イメージでしたが、つい最近では新鳥栖や久留米に停まる列車も誕生し、そしてこの改正で福山と新山口に停まる列車も誕生します。速達タイプは維持しつつも、みずほにおける地方都市の需要も徐々に増えているのではないかと感じます。

速さに加え地方都市への利便性も加わりつつあるみずほの今後に注目です♪( ´▽`)

(2)在来線特急

続いて在来線特急のトピックを見てみましょう。1番のトピックは関空特急はるかの全列車9両編成化でしょう。

1994年の関西国際空港開業時から関西空港〜京都間をメインに走り続けているはるか。車両も上の写真の281系が登場から25年経つ今でも元気に走り続けています。

そんなはるかですが、近年はインバウンド需要の増加により、多くの外国人観光客が訪れており、常に多くのお客様が利用されています。また、この先の東京五輪や大阪万博の開催により、さらなる需要が求められることとなります。

そのため、さらに多くのお客様にご利用いただけるよう、これまで6両編成をベースに運行してきた車両に新型車両「271系」3両編成を投入し、従来の281系と併結の上、全列車が9両編成で運行されるようになります。これまではラッシュ時限定だった9両編成のはるかが、改正後は全ての列車が9両編成となります。

今回271系が導入された理由は、281系の基本編成(6両)が9編成なのに対し、付属編成(3両)が3編成しかなく、従来のみでは全列車9両編成で運行できないためです。

271系が281系と併結するために登場すると聞いた時には正直びっくりしましたし、製造年数が25年も離れている車両同士が常に連結して走るというのは、特急列車ではあまり見られないので面白いですね。大ベテランと新鋭の協力タッグで空港アクセス特急の更なる発展に期待しましょう!٩( ‘ω’ )و

また、はるかとともに阪和線を走る南紀特急くろしおにも大きな変化が起きます。

これまで一部のくろしおが通過している、阪和線と関西空港線の分岐駅である日根野駅ですが、改正後は全列車が日根野駅に停車することになります。改正後日根野に停車するようになる列車は、和歌山方面が15号(日根野14:57発)と17号(同駅15:57発)の2本、新大阪方面が16号(同駅12:08発)、20号(同駅14:08発)、36号(同駅21:22発)の3本です。

これにより、関西空港から和歌山、南紀方面へのアクセスがさらに便利になります。和歌山民の方で空港に行かれる方には当然利便性はアップする他、白浜といった観光地にさらに観光客を呼び込めるようになるでしょう!

また、上の写真に掲載している「パンダくろしお」の車両ですが、改正後は運行する列車が固定されるようになります🐼

和歌山方面は3号と25号、新大阪方面は6号と26号が該当となります。パンダくろしおに乗りたい方は是非この列車に乗って旅を楽しんでください!🐼

(3) 京阪神エリア

京阪神エリアでのトピックはUSJ輸送に欠かせないゆめ咲線。USJのエリア拡大により、利用客がさらに増えることが見込まれるのか、朝にゆめ咲線の列車が2往復増発されます。これで混雑緩和および利便性の向上を図る模様です。

ゆめ咲線の増発はこれ以外にも西九条駅の渡り線増設が大きく関わっていると考えられます。西九条駅の構造と各番線の役割は以下の通り。

・1番線 梅田貨物線(ホームなし、安治川口の貨物ターミナルを行き来する貨物がメインで使用)

・2番線 梅田貨物線(ホームなし、新大阪方面に行く当駅通過のはるかくろしおが使用)

・3番線 大阪環状線1番のりば(大阪方面行き、一部当駅停車のくろしおが使用)

・4番線 大阪環状線、ゆめ咲線2、3番のりば(ゆめ咲線から直通の大阪方面行き、USJ方面(折り返しメイン)、関空・和歌山方面に向かうはるかくろしおが使用)

・5番線 大阪環状線4番のりば(天王寺方面、一部環状線からの直通のUSJ方面行きが使用)

これまで、関空や和歌山へ向かう特急列車が4番線しか通ることができず、ゆめ咲線の列車が行き来しづらい状況となっていました。今回の改正と同時に大阪方に新たに渡り線を新設することで、特急列車が5番線に直接入線することが可能となります。これによって4番線の列車の発着に余裕が生まれ、ゆめ咲線の増発を実現することができます。折り返し線が1本しかないのに加え、特急列車の低速通過によりこれまで最大のネックに悩まされてきたゆめ咲線ですが、今回の改正でその悩みは解消されることでしょう。

以上長々と説明して行きましたが、どのトピックも今後の沿線および列車の発展につながるものばかりだったので、個人的にはとても楽しみな内容ばかりでした。

この他にもたくさんの改正ネタが出ているので、私が気になったものから順次アップして行く模様です!

#1は以上となります!ご覧いただきましてありがとうございました!

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