Mossphloxです。
オリックスの注目はプロ初登板初先発の宮城大弥投手。
解説は元近鉄監督の梨田昌孝さん。
宮城投手の投球と梨田さんの解説が聴きたくてBS1で視聴しました。
私は梨田さんのベテラン解説者の人情味のある解説が好きです。今年新型コロナで重体になられた時は、亡くなった方に年齢や経過が近いこともあり、生還は容易ではないと非常に憂慮しました。その後生還され、この日の解説が復帰第一回となります。
宮城投手は投球テンポの速さに驚きました。
投げてから次の球を投げるまでの間隔がものすごく短いです。しかもほとんど球を置きにいくことはなく、どんどんストライクを取りにいきます。見ていて気持ちの良い投手です。
解説の梨田さんも「投げるのが速い」「ストレートの威力は十分通用する」と褒めていました。
「首を動かすことで球種がわかりやすくなる」「(3回は)初回に比べて球威が落ちている」とも指摘していたので、今後1軍に定着するにはその辺りが課題になるのでしょう。
梨田さんの解説が冴え渡っていました。
2回裏のオリックスの攻撃、ノーアウト1、3塁で打者が大下選手の場面で、
「ストライクを見逃してボール球を振る傾向がある。それが改善されれば良いものを持っている」
「この場面はダブルプレーでも1点入るわけですから、なんとしてもバットに当てないといけない。タイミングは全くとれていませんが、一生懸命ボールに喰らい付いているのは感じられます」
と、ダブルプレーでも構わないことを示唆。
すると案の定、大下選手が粘った末に併殺を打って1点をもぎ取りました。
今日中継を観て思ったのは、楽天の先発の瀧中投手は巧いということです。
試合前情報を見て防御率6点台だったのでまあ打てるだろうと予想していましたが、オリックスの打者達はことごとくタイミングを外されて攻めあぐねていました。
それと、T岡田選手のレフトの守備が意外に上手いと感じました。
センター、ライトは佐野選手、吉田選手で悪くなかったのですが送球のシーンではどうしても「西浦選手だったらなぁ」と思ってしまいました。
試合展開は、6回までオリックス1ー2楽天で楽天が優勢でした。
その後7回裏の猛攻でオリックスの逆転勝ちとなりました。
楽天は試合終了後、野村克則コーチが若手捕手の石原に助言をした後、帽子を取ってカメラに一礼してからベンチ裏に引き揚げたのが印象的でした。さすが現役時代は成功したとは言い難いものの人間性の良さでコーチとして出世した人です。
普段プロ野球はもっぱらYahooプロ野球で追っています。
プロは投球と投球の間隔がべらぼうに長くて牽制球も多い。それゆえ試合時間が非常に長いので、中継は観ていられない。そもそもセ・リーグばかりで推し球団の試合がないので中継は敬遠していました。
ですが今日久々に中継を観て、たまにはリアルタイムの中継で解説者の解説つきで観るのも悪くないと感じました。