【JRダイヤ改正】アーバンネットワークの車両増強と無くなってしまう列車

【JRダイヤ改正】アーバンネットワークの車両増強と無くなってしまう列車

皆様、こんにちは。

チームネットラボのU5swです。

ついに3月になり、多くの方は新生活に向けての準備、およびラストスパートに奮闘されていることでしょう。

しかし、コロナの影響により、多くの学校が休校を余儀なくされる他、多くのイベントも中止が相次いでいます。

特に、東海道新幹線の700系のぞみ315号ラストラン運用が中止となってしまったのが残念ですね…

そんな中でも、ダイヤ改正というイベントは決行されます。今回はその第3弾ということで、JR西日本のアーバンネットワーク(関西圏のJR西日本)の車両増強と無くなってしまう列車について紹介、考察をして行こうと思います。

最初に、今回紹介する内容をまとめるとこのようになります。

  1. アーバンネットワークの車両増強
    • 大和路線と大阪環状線を走る「大和路快速」全列車8両化
    • 土休日の奈良線「みやこ路快速」全列車6両化
    • 土休日の嵯峨野線「普通」および「快速」の一部列車8両化
  2. 無くなってしまう列車
    • JR宝塚線の昼間時間帯に走る「丹波路快速」
    • 大和路線と和歌山線を走る、「高田快速」

1.アーバンネットワークの車両増強

大和路快速で使用される221系(左)

大和路線と大阪環状線を走る「大和路快速」全列車8両化

おそらく、利用者にとって1番の朗報なのがこの話題でしょう。主に日中時間帯に運行されている「大和路快速」全列車8両化されることとなりました。

特に大阪環状線利用者の方には超朗報でしょう。大阪環状線には以下の4つの系統が走っています。

  • 環状線内をぐるぐる回る「普通」
  • 西九条からゆめ咲線に直通しUSJ、桜島へ行く「普通」(昼間の一部時間帯は直通なし)
  • 天王寺から阪和線に直通し、関空へ行く「関空快速」+和歌山へ行く「紀州路快速」
  • 天王寺から大和路線に直通し、奈良・加茂へ行く「大和路快速」

このうち、環状線内をぐるぐる回る普通と、ゆめ咲線に直通する普通は323系8両編成で、阪和線に直通する関空・紀州路快速は223系or225系の4+4の8両編成で運行されています。しかし、大和路線に直通する大和路快速は221系で運行されていますが、両数が6両編成か8両編成の2つが存在します。

そのため、運悪く6両編成の大和路快速が来てしまった場合、

  • その場に立っていた乗車位置に列車が来ない
  • 2両分少ないので混雑が悪化する
  • 221系なので詰め込みの効かない転換クロスシート車である

といったことが起きてしまうので、利用客からはとても嫌われていました。

しかし、今回の改正で6両編成の運用をなくし、全列車8両編成で運行されることになりました!

これで、上記のような不都合さは解消され、誰もが利用しやすくなることでしょう!(環状線の行き先多すぎ問題は相変わらずですが笑)

もちろん、環状線だけでなく、大和路線内の利用者も快適に利用することができるでしょう(加茂近辺の輸送過剰感が気になりますが)。

土休日の奈良線「みやこ路快速」全列車6両化

奈良線のみやこ路快速(画像は快速)で使用される221系(左)

こちらも利用者には朗報でしょう。昼間時間帯に京都から宇治、城陽、木津を通り奈良へ向かう奈良線の「みやこ路快速」が、土休日限定全列車6両化されることになりました。

これまで、平日、土休日共にみやこ路快速は4両編成または6両編成の2つが存在しています。しかし、古都の二大都市を結ぶ京都、奈良を結ぶこと、平等院鳳凰堂が有名な宇治を通ること、京都で東海道新幹線と接続する関係から利用客が多く、4両編成では混雑が激しかったのでしょう。そのため、観光客の多い土休日に限り全列車6両編成にすることにしたと考えられます。

伏見稲荷大社の最寄り駅、稲荷駅の定期停車は今回も見送りに

京都の人気の観光地の1つである伏見稲荷大社。その最寄り駅の稲荷駅は土休日を中心に多くの利用客で賑わっています。

その稲荷駅ですが、現在はみやこ路快速、快速、区間快速全てが通過する駅となっています(正月三が日や観光シーズン時は臨時停車することもあります)。今回の改正でも停車駅の変更は行われず通過扱いとなっています。

個人的な意見にはなりますが、せめて土休日のみ快速系統は稲荷駅に停車しても良いと考えます。そう考える理由として、

  • 京都駅から2駅目の駅なので、利用客が集中しやすいこと
  • 普通列車と勘違いして乗り間違いしやすいこと(東福寺駅が全列車停車であることも考えたら)
  • 普通列車は1時間に4本と多くはなく、103系や205系といった4ドアロングシート車でも4両と短く混雑する(稀に221系も入る)
  • 奈良方面から来る場合、宇治駅で普通列車に乗り継ぎしないといけないので、手間と所要時間がかかること

ということが挙げられます。近くには京阪の伏見稲荷駅もありますが、京都駅、宇治駅、奈良駅と観光客が集う街を結ぶ奈良線ですので、今後の利用客次第では停車するのがベストかなと考えられます。今後どのような展開になるのか注目ですね。

土休日の嵯峨野線「普通」および「快速」の一部列車8両化

嵯峨野線の主力車両221系

京都の一大観光地「嵯峨嵐山」や、鉄道博物館の最寄りである「梅小路京都西」通る嵯峨野線ですが、こちらも土休日を中心に多くの観光客で賑わっています。また、亀岡駅前に最近新しく造られた、京都サンガFCの新本拠地、「サンガスタジアム京都」も開業し、試合開催日には更に利用客が増えることが予想されます。

そんな中嵯峨野線は土休日の昼間時間帯の「普通」および「快速」の一部を8両編成化することになりました。

嵯峨野線は221系4両編成、福知山支社の223系5500番台と併結した6両編成、221系を2編成繋げた8両編成の3つがありますが、日中時間帯は普通、快速共に4両編成がメインなので、非常に混みやすくなります。また、生活路線の役割も担っているため、4両編成が来ると京都に近いほどぎゅうぎゅう詰めになり、最悪の場合積み残しも発生します。

そんな状況において、一部列車の8両化は改善に向けての一歩かなと考えています。車両数の都合上全ての列車を8両化するのは厳しいと思いますが、今後の利用客次第で嵯峨野線の需要がどのようになっていくのか、こちらにも注目していきたいところです。

2.無くなってしまう列車

JR宝塚線の昼間時間帯に走る「丹波路快速」

大阪から尼崎、宝塚、三田を通って篠山口方面へ向かうJR宝塚線(福知山線)において、日中時間帯の運行に大きな変更が生じることになりました。

現在、JR宝塚線の日中時間帯は、

  • 大阪〜篠山口間(三田まで快速運転)を運行する「丹波路快速」が1時間に2本
  • 大阪〜宝塚間のみ運行する「快速」が1時間に2本
  • 高槻〜新三田間で運行する「普通」が1時間に4本
  • 新大阪〜福知山・城崎温泉間で運行する「特急こうのとり号」が1時間に1本

という形で運行されています(他に、尼崎〜塚口間のみ学研都市線・JR東西線「区間快速」が1時間に4本運行)。

これらが、ダイヤ改正後、どのようになるかと言うと…

  • 大阪〜篠山口間(川西池田まで快速運転)を運行する「区間快速」が1時間に2本
  • 大阪〜新三田間(川西池田まで快速運転)を運行する「区間快速」が1時間に2本
  • 高槻〜宝塚間のみ運行する「普通」が1時間に4本
  • 新大阪〜福知山・城崎温泉間で運行する「特急こうのとり号」が1時間に1本

なんと、三田まで快速運転を行う「丹波路快速」が、川西池田まで快速運転を行う「区間快速」に格下げされます。

また、新三田まで運行していた「普通」が、宝塚までの運行に短縮される代わりに、宝塚まで運行していた「快速」「区間快速」に変更の上新三田まで運行されるようになります。

参考: 丹波路快速・快速と区間快速の停車駅

  • 丹波路快速快速: 大阪、尼崎、伊丹、川西池田、中山寺、宝塚、西宮名塩、三田以遠各停
  • 区間快速: 大阪、尼崎、川西池田以遠各停(快速の停車駅に生瀬、武田尾、道場を追加)

正直このお知らせを見た時、びっくりしました…

まさか、日中の丹波路快速が消えてしまうとは思わなかったので…

日中の丹波路快速が消える理由を考えてみた

今回このようなダイヤとなってしまった理由として、以下のようなことが考えられます。

  • 生瀬、武田尾、道場の3駅が利用者が少ないのに、停まる車両が207系or321系の7両編成4ドアロングシート車では輸送効率が悪くなってしまうから(快速系統は223系、225系の6両or8両編成の3ドアクロスシート車で運行されている)
  • 上の3駅利用者が大阪方面へ乗り換え無しで早く行きたいという要望?があったから
  • 三田および篠山口から大阪方面に早く行きたいなら、「特急」に乗ることを(JR西が)促進している?から

確かに、3駅とも辺りが山に囲まれているため(特に武田尾は)、利用客も少ないところに207系や321系を注ぎ込むのは輸送効率が悪いということに関してはまだ納得がいきますね。それなら、223系や225系といった車両を停めた方がマシだとは思います。

しかし、この改正で1番不満を持っているのは、西宮名塩と三田以遠の各駅から丹波路快速を利用するお客さんでしょう。停車駅が増えるということは当然ながら所要時間が増えるので、今までよりも時間がかかってしまうので、デメリットしかないと考えられます。

昼間時間帯の丹波路快速はガラガラなんでしょうかね?(西宮名塩や三田はここ数年で利用客は増えている模様)

また、区間快速とはいえ、通過駅が塚本、塚口、猪名寺、北伊丹の4駅のみというのも全然快速感がないですね。JR東のどこかの路線を思い出します(実際その路線も改正後不満が多いですし)。

また、特急の利用促進とも書いてますが、特急だと更に金を落としてくれるからJR西には助かる?かもしれないのであえてそう書いてみました。しかし、1時間に1本では流石に使いづらい部分もありますよね…

この運行体系ではいかんのか?自分なりに提案してみた

今回の改正の内容やその背景等を見てきて、こういうダイヤでもいいんじゃないか?という私の提案を以下に示します。

  • 大阪〜篠山口間の「丹波路快速」を1時間に2本
  • 大阪〜新三田間の「区間快速」を1時間に2本
  • 高槻〜新三田間の「普通」を1時間に2本
  • 高槻〜宝塚間の「普通」を1時間に2本
  • 「特急こうのとり」を1時間に1本

種別や行先が多くなって多少ややこしさは増しますが、こういうダイヤはどうでしょうか?

西宮名塩、三田以遠の速達性を確保しつつ、普通列車の宝塚以遠の輸送効率も考慮したダイヤを考えてみました。

まぁ改正が目の前に迫った今、強要することは控えますし、どういう効果が現れるのか見てみないとわからないので、改正後は注目して見ていきたいと思います。

大和路線と和歌山線を走る、「高田快速」

日中時間帯の大和路線には、「大和路快速」の他に、JR難波から王寺を通り、和歌山線に直通し高田まで運行する「快速(高田快速)」が1時間に2本運行されています。

その快速が、ダイヤ改正で消滅してしまいます。

多い時には1時間に3本運行されていた快速がついに無くなってしまうとは… こちらも衝撃でしたね。

改正後は、最近和歌山線および万葉まほろば線、きのくに線で走る227系1000番台に置き換えられ、大和路快速と接続をとる形で「普通」として運行されます。

大和路快速とみやこ路快速の両数増の影響が消滅の原因?

先述した通り、大和路快速が8両化みやこ路快速が6両化されますが、その影響が高田快速の廃止に繋がっているのでは?と考えられます。

高田快速は221系4両編成で運行されているのですが、大和路快速が8両化されることで、8両固定編成の他に4+4両の編成を組む必要があります。4両編成のみやこ路快速と6両編成の大和路快速の車両の運用を入れ替えるだけでいいだろという意見もあるかもしれませんが、大和路快速の方が本数が多いのと、編成を増やす分使う車両も増えることになります。一部奈良線の普通にも221系4両編成が使われているとなると、予備車や全般検査に余裕がなくなって運用が苦しくなる可能性が出てきます。

そのため、特に需要のない?高田快速を廃止することで221系の車両運用に余裕を持たせたいということが考えられます。

以前、JR京都線・神戸線の快速で使用されている221系が奈良に転属するという記事を書きましたが、「201系を置き換えること」がメインなので転属しても復活という形にはならないのかな…というのが考えられます。

和歌山線の高田以北から天王寺方面へ行く利用者、およびJR難波から快速を使っている方には更に不便になりますが、ある意味仕方ないのかなと思います。

まとめ

いかがでしたか?

今回はアーバンネットワークの車両増強と無くなってしまう列車について述べてきました。

不便さが解消されるところもあれば、逆に不便になってしまうところもありますが、地域やJRの事情から100%便利にすることは難しいのかなと考えられます。

また、実際に改正してどのような効果が現れるのかを見ていかないといけない以上、やむを得ないと考えています。

改めて、改正後も引き続き注目しながら見ていこうと思います。

今回は以上となります!ご覧いただきありがとうございました!

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