皆様、こんにちは。
チームネットラボのU5swです。
今回は、日本三景の1つである「宮島」への行き方について解説していきます。
宮島への行き方は主に2つある
広島市内から宮島へ行くルートとしては、次の2つがメインとなります。
- JRを利用して宮島口駅に行き、フェリーに乗り換える
- 広電電車を利用して広電宮島口駅に行き、フェリーに乗り換える
次に、それぞれの詳細について説明して行きましょう。
1.JRを利用する方法
宮島に行く最適手段として、JR山陽線を利用する手段です。特に、遠方から新幹線を利用して広島駅に来られた方は間違いなくこちらの方が便利です。
広島駅から宮島口駅へは普通列車でおよそ28分です。昼間時間帯は15分に1本(1時間に4本)運転されています。そこまで遅くなく、本数もそこそこ確保されているので、そこまで不便はないと思います。
運賃は、広島→宮島口で420円です。ICカードも使用することができます。
ダイヤ改正後は便利な快速が土休日に復活(ただし2021年改正で削減)
来たる3月14日のダイヤ改正において、土休日の昼間時間帯に快速シティライナーが復活します。この快速は宮島口駅に停車するので、宮島観光に1番ベストな列車とも言えます。
広島駅から宮島口駅まではおよそ20分です。昼間時間帯は30分に1本(1時間に2本)運転されるので、混雑を避けたい方、早く宮島に行きたい方は是非こちらの列車に乗ってみてください!
快速シティライナーに関しては、こちらの記事で詳しく述べているので、こちらもご覧ください!
(2021.3.28追記)2021年3月13日のダイヤ改正において、新型感染症の影響もあって日中時間帯のシティライナーが大幅に削減され、広島駅からでは10時台、11時台、17時台、18時台に1本走るのみとなりました。元々宮島や岩国への観光輸送に特化した快速のため、インバウンド需要がないと走る意味はほぼないため削減はやむなしですし、普通列車でも30分足らずでアクセスできるため、格段にサービスが落ちるということはないでしょう。
広島地区の2021年改正内容はこちらの記事で詳しく紹介しています。
JRを利用する際の注意点
- 広島駅から利用する場合、普通列車は1番のりば、快速列車は2番のりばから主に発車するのでそののりばに行く
- 新白島駅から利用する場合、可部線の列車に乗り間違えないよう気をつける(列車の種別表示器にRと表示している列車が対象)
- 横川駅から利用する場合、1番のりばに行くこと
- 五日市行きは宮島に行かないので乗らないこと(ただし昼間は運行しないのでそこまで影響はない)
- 長距離切符を使って宮島に行かれる方で、行き先に広島市内と印字されている場合、その切符のみで宮島に行くことができない→後ほど詳しく解説します
広島〜横川間は可部線の列車も走っているため、間違って乗ってしまわないよう気をつけましょう。誤乗車を防ぐ配慮は十分なされているので、案内に従えば間違うことはほぼありません。
続いて、乗車券に関する注意について詳しく述べていきます。
大都市や地方都市へ向かう(から出発する)乗車券には、特定の駅ではなく「〇〇市内」というような表記がされています。これは、「特定の都市区間ゾーン」というJRが定めた特定区間内の駅で使用する際は、途中駅で別途切符を買わなくても、その乗車券のみで乗り降りすることができるという制度です。
上の切符を例に見てみると、「大阪市内」というのは、大阪駅や新大阪駅に限らず、大阪市内に属している(路線の都合上、市外の駅でも市内の駅とみなされる場合がある)駅であれば、その駅から乗車することが可能です。京橋駅、天王寺駅、西九条駅、USJ駅も対象です。
また、「広島市内」というのは広島駅に限らず、横川駅や五日市駅といった広島市内の駅でも対象です。
では、この切符1枚で宮島口駅へ行けるのか?
残念ながら、できません。
なぜなら、宮島口駅は広島市内の駅ではないからです。
宮島口駅含む宮島は、「広島県の廿日市市」に位置しています。
では、広島市内までの切符で途中改札外に出ずに、そのまま宮島へ向かいたい場合はどうするのか?
その場合は、五日市→宮島口間の切符190円分を別途購入しましょう。
広島市内の切符は五日市駅まで有効であることと、市外に出る場合は、市内の1番端の駅から目的地までの切符を買えばOKというルールがあるので、それに従います。
在来線に乗り換える場合に駅員さんに伝えて購入するか、もしくは宮島口駅で乗越精算をすればOKです。
逆に、宮島から帰られる場合に、広島市内からの長距離きっぷを持っている場合は、あらかじめ切符売場で五日市駅までの切符を購入しておくようにしておきましょう。
2.広電電車を利用する方法
宮島に向かうもう1つの手段が「広電電車」を利用することです。広電2号線が対象の路線であり、広島駅から八丁堀、紙屋町、原爆ドームといった市内中心部を通り、広電西広島から宮島線に入って、JR山陽線と並走する形で広電宮島口に向かいます。
ただし、路面電車であること、停車停留所が多い点から速達性はなく、広島駅から広電宮島口へはおよそ1時間程度かかってしまいます。広島駅からはJRがベストです。
しかし、JRより優れているものもあります。
- 広島駅→広電宮島口間の運賃は270円とJRよりとても安い(また、広電電車やアストラムライン、バスで使用できるICカード「PASPY」を利用すると、通常の運賃の1割引で利用できるため、250円となる)
- 八丁堀、紙屋町、原爆ドームといった市内中心部から宮島へのアクセスがJRより優れている
よって、時間に余裕があり、お金を少しでも抑えたい方、市内中心部から宮島に行きたい方、単純に路面電車に乗りたい方には広電電車がオススメです。
フェリーに関してはJRか広電で変わる
宮島口駅に到着したら、フェリーに乗船し宮島へ向かいます。フェリーには2種類あり、「JR宮島フェリー」と「松大汽船」があります。
両者とも片道180円でICカードも使えるので、どちらに乗っても構いません。
しかし、ルートや鉄道の使い方によって少し変わってきます。
- 「JR宮島フェリー」の宮島行きは、大鳥居に接近するルートを通ること(松大汽船は接近しない)
- JRから「JR宮島フェリー」の連絡切符を買うことができるので(フェリー乗り場からJR連絡切符も購入可能)、JR利用者はJR宮島フェリーが便利
- 広電利用者は、どちらでも変わらない(松大汽船の方が少し早くに宮島に着くが)
いかがでしょうか?細かな違いではありますが、どちらに乗っても宮島の景色を楽しむことができると思います。時間のある方は乗り比べしてみるのも面白いと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は宮島に行く2つのルートをご紹介しました。
どちらのルートも宮島に行くのに便利な交通手段ですので、それぞれのお出かけの行程に応じて利用してみてください!
今回はここまでとなります。ご覧いただきましてありがとうございました!