皆様、こんにちは。
チームネットラボのU5swです。
只今、世界的にコロナウイルスが蔓延していますが、いかがお過ごしでしょうか…?私も感染防止に務めつつ過ごしております。
そんな時に、また旅行ネタを紹介するわけですが(笑)、今回は広島から関西方面に行く時の鉄道の使い方に関するとある工夫について紹介したいと思います。
広島から関西方面への主な交通手段
イベントや観光、または帰省等で京都や大阪、神戸といった関西方面に行かれる方も多いと思われます。
ところで、関西に行かれる際、皆様は何を使って行かれるでしょうか?
大半の方は、「新幹線」を利用されると思います。のぞみ号やみずほ号といった速達便だと、
- 広島→新神戸間 1時間15分ほど
- 広島→新大阪間 1時間25分ほど
- 広島→京都間 1時間40分ほど
ですぐ関西に辿り着くことができます。快適かつ速い新幹線はこの上ない存在ですね。
しかし、中にはこのような方もおられるでしょう。
「新幹線だとお金がめっちゃかかってしまう!できれば費用は抑えたい!」
お金に余裕のない方(特に学生)は必ずしもそう考えるでしょう(私もそうです(笑))。実際、新幹線の自由席を利用して全区間乗り通した場合、料金はそれぞれ、
- 広島→新神戸間:乗車券5500円+自由席4170円=9670円
- 広島→新大阪間:乗車券5720円+自由席4170円=9890円
- 広島→京都間:乗車券6600円+自由席4170円=10770円
となり、当然コストは高くなってしまいます。サービスが高いゆえの対価のため仕方ないですが、お金に余裕がない方に対してこの料金はキツイですよね…
在来線でお金を節約?でも…
じゃあ、在来線(山陽線、東海道線)でずっと乗ったまま移動するしかない?時間に余裕のある方や、青春18切符を使う方なら悪くないでしょう。
しかし、これだけ時間がかかってしまいます…
- 広島→三ノ宮間:5時間20分ほど
- 広島→大阪間:5時間40分ほど
- 広島→京都間:6時間10分ほど
新幹線が速すぎるのもありますが、これだけ時間がかかると在来線オンリーではちょっと…ってなる方も多いかと思われます。
私も何度か在来線オンリーで関西に向かったことがありますが、
- 山陽線の広島→三原間、岡山→相生間で大きく迂回する形になって余計に時間がかかること
- 新幹線と並行しているので、姫路までは基本的に普通列車
- 時間帯によっては乗り換えや待ち合わせ時間が多くなる
という点から、時間が余計にかかる印象しかなく、いつになったら到着するんだろうと気が遠くなるような移動を強いられるので、体力的、精神的にもダメージはきてしまいます。大きな荷物を持っている場合、周りのお客さんに対し特に気を遣わないといけないのも。
お金と時間のバランスを保つ工夫
ここまで、「時間を抑える代わりにお金がかかる」、および「お金を抑える代わりに時間がかかる」ことについてそれぞれの問題点を説明しました。どっちを取るかはそれぞれの判断に委ねられますが、こういう方もおられるでしょう。
「時間は極力かけたくない!でもお金も可能な限り抑えたい!」
そんな方のために、とある一例をこれから紹介して行こうと思います。それは一体どういう方法でしょうか?
それは、「姫路まで新幹線に乗り、姫路から在来線に乗り換える方法」です。
最初に、この方法がどんなメリットを与えるのかをまとめると、
- 新幹線の特急料金を抑えられる
- 新幹線乗り通しより時間はかかるが、新快速の高速運転により時間がそこまで多くかからない
- 広島始発ののぞみが姫路に停車する、ほとんどの新快速が姫路始発かつ12両編成であり座りやすい
という効果が挙げられます。これらを詳しく説明していきましょう。
新幹線の特急料金を抑えられる
まず、お金の面で安く抑えられることにあります。先述の通り、新幹線を乗り通すと自由席特急料金は4170円かかってしまいます。
しかし、広島から姫路までの自由席特急料金は「3400円」です!
つまり、姫路で在来線に乗り換えることによって、770円も料金を抑えることができます。
たった770円かよ…と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、770円ってかなり大きいですよ?もっと言えば、往復なら1540円ですよ?
私はこの金額の差はとても大きいと思いますよ!
新幹線乗り通しより時間はかかるが、新快速の高速運転により時間がそこまで多くかからない
次に、時間の面ではこの列車の存在が大きいと言えます。
関西一のチートレインこと、「新快速」です。
特急列車と同じ最高時速130kmで走るのにも関わらず、乗車券のみで乗車可能な新快速は、京阪神の移動および18キッパーへの最大の味方となっています。
姫路〜米原、近江舞子間で快速運転を行い、アーバンネットワークの大動脈として活躍し続ける新快速を、姫路駅から利用することで、体感的にそこまで遅さを感じずに移動することができると思います。姫路から各駅のおおよその所要時間は以下の通り。
- 姫路〜三ノ宮間: 40分
- 姫路〜大阪間: 1時間
- 姫路〜京都間: 1時間30分
これに、広島から姫路への新幹線(速達便)のおおよその所要時間1時間と乗り換え時間(10分とする)を加えると、
- 広島〜三ノ宮間: 1時間50分
- 広島〜大阪間: 2時間10分
- 広島〜京都間: 2時間40分
となります。流石に、全区間新幹線で乗り通すより時間はかかってしまいますが、そこまで大きく時間をロスすることはないでしょう。
広島始発ののぞみが姫路に停車する、ほとんどの新快速が姫路始発かつ12両編成であり座りやすい
ここまで、料金が安くなる方法と、時間をかけなくても済む列車について述べてきましたが、この乗り継ぎのメリットは他にもあります。
まず、山陽新幹線を走る「のぞみ号」に関しては、昼間時間帯は博多始発が1時間に2本、広島始発が1時間に1本運行されています。
その中の広島始発ののぞみに関しては、ほとんどの列車が姫路に停車するという特徴があります。(博多始発は福山停車と新山口か徳山停車、一部博多始発で姫路停車もあり)
そのため、広島から利用されるお客さんは1時間ほどで姫路に辿り着けますし、自由席を利用される場合は始発ということもあり、希望する座席に座りやすいというメリットがあります。
姫路に停車する「のぞみ号」は以下の通り。(定期便のみ)
- 90号(6:26発)
- 92号(6:44発)
- 96号(7:30発)
- 100号(8:06発)
- 104号(9:57発)
- 106号(10:57発)
- 108号(11:57発)
- 110号(12:57発)
- 112号(13:57発)
- 114号(14:57発)
- 116号(16:06発)
- 118号(17:06発)
- 52号(17:57発)(博多始発)
- 62号(19:39発)(博多始発)
一部のみずほ号、さくら号、ひかり号も便利
上記ののぞみ号の他にも姫路に辿り着ける速達列車が存在します。広島始発でないため座席の確保は難しいですが、こちらも併せて利用してみてください。
- さくら562号(16:49発)
- さくら566号(18:54発)
- さくら568号(19:51発)
- さくら570号(20:52発)
- さくら572号(21:19発)
- ひかり594号(21:59発)
- みずほ614号(22:12発)
次に新快速ですが、ほとんどの新快速は姫路始発で運行されています。朝夕時間帯は網干や播州赤穂、上郡始発もありますが、基本的に姫路からとなっています。
また、新快速は全て12両編成で運行されるのと、ラッシュ時間帯を除くとほぼ空いているため、座席の確保は可能となっています。特に先頭車(12号車、東方)は改札から離れているので空いています。速いが故に混雑も激しい新快速ですが、ラッシュ時を除けばそこまで心配することはないと思います(ただし、徐々にお客さんが増えるので、荷物には気をつけてください)
まとめ
いかがでしたか?
今回はお金を抑えつつ、時間をかけずに旅行する一つの例として、このような利用方法を説明しました。
この他にもたくさんの方法でお金を抑えたり、時間をかけずに行動できたりするルートがたくさん見つかると思うので、皆様も是非探してみてください!
今回はここまでとなります!見ていただきありがとうございました!