【2020年プロ野球】ベイスターズの今季を振り返る(2.野手編)

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皆様、こんにちは。

チームネットラボのU5swです。

今回は今季のベイスターズの振り返りの続きを行います!

前回の投手編はこちらから!

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野手の個人評価

捕手

10 戸柱恭孝

  • 1軍成績:96試合,打率.212(259-55),5HR,23打点,0盗塁,11四球,出塁率.244
  • 2軍成績:出場なし

ルーキーイヤーから1軍の捕手として出場し続けている選手。昨年は不甲斐ない結果に終わりましたが、今年は正捕手の座を取り返し、主に大貫投手や平良投手とバッテリーを組んで結果を残しました。特に盗塁阻止の面で大幅に向上し、盗塁阻止率は.352とセリーグ2位でした。

しかしその反面打撃成績は2割前半と苦しい内容でした。足の遅さから投手の前に置かず6番や9番を打つことも多く(投手がバントする時に足の遅さからバント失敗になる確率が高くなることを懸念された)、出塁率も低いので、レギュラーとして使い続けるには厳しいという意見も出ています。

レギュラーとして出続けるためには、打撃の向上が求められます。

29 伊藤光

  • 1軍成績:30試合,打率.216(51-11),0HR,6打点,0盗塁,10四球,出塁率.355
  • 2軍成績:10試合,打率.136(22-3),0HR,1打点,0盗塁,4四球,出塁率.269

昨年は攻守において存在感を出し、正捕手としての地位を掴みかけた… と思った今季はこんなことに…

首脳陣にはサインミスやマスクを被った時の防御率が悪いことを指摘されて2軍降格、その2軍で肉離れによって離脱… その後1軍に帰ってきましたが、先発としてマスクを被るのは主に井納投手や坂本投手くらいで、後は代打の切り札として出場機会を得られないまま不本意なシーズンとなってしまいました。

もちろん昨年のように他の捕手陣を圧倒できるようなアドバンテージを作れず、怪我もしてしまった伊藤選手本人にも責任はありますが、正直昨年の正捕手を、「捕手別防御率が悪い」という点で2軍に落としたのは如何なものかと、ベイスターズファンからはヘイトが溜まりました。昨年FA権を行使せず、4年契約で残ってくれた捕手を雑な扱いしていると、他の選手に出ていかれるという懸念材料もあります。

来季は伊藤選手に是非挽回していただきたいなと思っています。出塁能力は長けていますし、まだまだ捕手としてやれると思いますので、頑張って欲しいです。

32 益子京右

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:29試合,打率.220(50-11),1HR,7打点,0盗塁,10四球,出塁率.375

入団時にはあの「甲斐キャノン」並の送球を投げるほどの強肩が注目されていた2年目の捕手。今季は山本選手がほとんどマスクを被っていたため出場機会はそこまで多くはありませんでした。打撃でもう少しアピールが必要だと思いますが、出塁率は高い方だと思います。山本選手、東妻選手と年代の近い捕手がいる中で、持ち味の強肩と出塁能力を武器にパワーアップして欲しいですね。

36 高城俊人

  • 1軍成績:23試合,打率.190(42-8),3HR,5打点,0盗塁,2四球,出塁率.244
  • 2軍成績:5試合,打率.000(8-0),0HR,0打点,0盗塁,0四球,出塁率.000

2018年途中に伊藤光選手、赤間投手と交換トレードで、白崎選手と共にオリックスに移籍しましたが、2019年に戦力外通告を受け、救済という形でベイスターズ に復帰した投手です。2017年での実績を踏まえて濱口投手と主にバッテリーを組んでいました。一時期はホームランを打ちまくってついに打撃覚醒か?と思ったら、その後は打席に立つ度三振しかせず、結局ただの確変のまま終わってしまいました。濱口投手自身も不調が続き、2軍での調整を余儀なくされた後も1軍に残り続け、第3捕手としてあまり使われることなく中途半端に終わってしまいました。

入団時から打撃に課題を抱えすぎていた選手ですが、ベイスターズに復帰してもホームランは増えても依然課題を残したままです。変にハマジョーバッテリーに拘り続ける、打撃よりも守備や防御率を重視する。この高城選手の起用も歪んだ捕手起用の原因になったと考えられます。

とにかく攻守で結果を出さないと拾ったベイスターズからもサヨナラされる可能性が高いです。覚悟を持って来季挑んでいただきたいです。

39 嶺井博希

  • 1軍成績:41試合,打率.327(55-18),0HR,8打点,0盗塁,4四球,出塁率.383
  • 2軍成績:10試合,打率.323(31-10),2HR,4打点,0盗塁,0四球,出塁率.364

良くも悪くも攻守で賛否両論分かれる選手。今季は打撃でしっかり結果を残し、主に井納投手とバッテリーを組み勝利に導きました。しかし、防御率?が悪いのかスタメンでの出場は少なく、伊藤選手の代わりになぜか打撃の良い嶺井選手が落とされるという謎の不遇っぷりに襲われました。2軍の最終戦では緊急で外野を守るということもありました。最終的に1軍にも上がりましたが、マスクを被らず終わってしまいました。

今季の嶺井選手に関しては正直可哀想という言葉しか浮かんできませんでした。もっと突出した成績を出せていればまだ起用は増えていたのかもしれませんが、そこまで打撃が悪いわけでもなく、守備面でもそこまで酷いといった印象はありませんでした。野手である以上防御率ではなく打撃を最優先して欲しいと思っています。来季は今季以上にアピールし、報われるといいですね。

50 山本祐大

  • 1軍成績:2試合,打率.000(3-0),0HR,0打点,0盗塁,0四球,出塁率.000
  • 2軍成績:48試合,打率.274(124-34),3HR,14打点,0盗塁,9四球,出塁率.326

次世代の正捕手候補筆頭の選手。一昨年には初打席初HR、昨年は延長12回最後の最後でサヨナラタイムリーを放つなど何かと持っている選手ですが、今季はほとんどを2軍で過ごし、実践を積んでいきました。2軍成績を見ると打撃では結果を残せていますし、特に守りの面において盗塁阻止が優れていました(イースタンの阻止率を調べたかったが載っていない。ただしTwitterでよく盗塁阻止動画が出ていた)。

個人的には1軍にいると何かやってくれそうという期待があるのと、強肩で盗塁阻止をバンバンやってくることから、来季はレギュラーまでとはいかなくても3番手あたりで定着できるようになってもらいたいです。1軍の捕手陣が徐々に高年齢化していることもあるので、若い山本選手もその中に入っていけると今後にとって大きいので、飛躍のきっかけを掴める年にしていただきたいです。

57 東妻純平

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:32試合,打率.070(57-4),0HR,4打点,0盗塁,8四球,出塁率.179

高卒ルーキーで、山本選手、益子選手と共に強肩が売りの捕手です。今季は2軍で実戦経験を積みましたが、打撃で苦しみ課題の多い1年となりました。高卒1年目なのでまだまだこれからの選手。来季は更にレベルアップすることが求められます。

内野手

0 中井大介

  • 1軍成績:69試合,打率.250(100-25),2HR,4打点,1盗塁,3四球,出塁率.279
  • 2軍成績:出場なし

移籍2年目のユーティリティ選手。今季は特に対左投手への代打の切り札、試合終盤の守備固めとして1軍に定着しています。しかし、チャンスに弱い印象が強く、得点できるチャンス時に使いづらい印象を受けます(その代わり得点を取るためのチャンスメイクはしている印象がある)。打点の少なさが物語っており、代打としても脅威さが足りないなと思います。結果を出さないと厳しい立場に立たされる選手なので、これから生き残るためにも打撃でしっかりアピールをしてほしいと思います。

2 ホセ・ロペス(今季退団)

  • 1軍成績:81試合,打率.246(293-72),12HR,42打点,0盗塁,10四球出塁率.269
  • 2軍成績:6試合,打率.188(16-3),1HR,2打点,0盗塁,1四球,出塁率.235

チーム最年長の頼れる助っ人。ただし今季は年齢による衰えが影響し、打撃でも守備でも成績が落ちてしまい、助っ人枠の都合もあってか2軍での調整を余儀無くされました。終盤1軍に帰ってきてからスタメンの機会も増え、日米通算2000安打とNPB通算1000安打を同時に達成する偉業を成し遂げ、FA権を取得したことで助っ人枠から外れ、来季からNPBでプレーする際は日本人枠として出場できるようになりました。

しかし、ベイスターズの今後の意向とロペス選手本人の「スタメンで出場し続けたい」という意向から、2015年から6年間プレーしてきたベイスターズを離れることとなりました。ロペス選手の加入によって、これまで弱小と言われてきたベイスターズのイメージを払拭してくれた助っ人。攻守のチームリーダーとしてずっとチームを支えてきながら、上記の個人記録や連続守備機会の無失策記録やゴールデングラブ賞と数々のタイトルを獲ってきた実力者。お別れはとても寂しいですが、ロペス選手の今後の活躍を祈りたいと思います。

4 伊藤裕季也

  • 1軍成績:5試合,打率.286(51-11),0HR,1打点,0盗塁,2四球,出塁率.375
  • 2軍成績:70試合,打率.248(230-57),7HR,28打点,2盗塁,27四球,出塁率.341

レギュラー候補のイケメンスラッガー。ルーキーイヤーである昨年は8月に1軍デビューすると打撃でアピールを果たし、今後が期待できる活躍をしてくれました。今季は実践を積むため2軍のレギュラーとして試合に出場し続け、打撃はまずまずの成績を収めました。HR数(7)や三振数(58)を見るとまだまだこんなものじゃない感がありますが、個人的に1軍のレギュラー候補としては十分だと思います。守備面ではまだまだ課題もありますが、昨年に比べると大きく向上したと思われます。宮崎選手のコンディション不良もあって終盤には1軍でスタメン出場し、昨年ほどのインパクトは残せなかったものの、猛打賞の日もあったのでステップアップは着実に進んでいるものと思われます。ロペス選手が退団し、ソト選手が一塁手のレギュラーとして定着することを考えると、来季は二塁手のレギュラー争いに割って入る必要があります。二塁手のライバルとして大和選手やドラフト2位ルーキーの牧選手などがいます。是非勝ち取って佐野選手に続く立派な1軍のレギュラーを目指して欲しいです。

5 倉本寿彦

  • 1軍成績:82試合,打率.276(199-55),1HR,17打点,0盗塁,16四球,出塁率.333
  • 2軍成績:出場なし

2018年、19年と攻守で絶不調に陥り、背水の陣となった今季は、レギュラーを掴んだ2016年に打率.294を記録したアベレージヒッター向けに戻したことで復活を果たしました。特に対左相手にしっかり打ち、四球も選べるようになり、守備でも散々叩かれてきた遊撃守備で改善を見せるなど、意地を見せたシーズンでした。ただし、大和選手や柴田選手以上に打撃でもっとアピールして行く必要があるなと感じます。打率.300以上打ってやっとアドバンテージを掴めるところなので、今季のスタイルを活かしつつ、ライバル達に負けないよう戦っていって欲しいです。

6 森敬斗

  • 1軍成績:8試合,打率.250(12-3),0HR,0打点,0盗塁,0四球,出塁率.250
  • 2軍成績:58試合,打率.210(186-39),2HR,13打点,7盗塁,12四球,出塁率.260

昨年の高卒ドラフト1位ルーキー。今季はまず2軍で実戦経験を積んでいき、終盤に1軍昇格。代打でプロ初出場を果たすと、いきなりレフトにフェンス直撃の2ベースヒットを放つ鮮烈なデビューを果たしました。その後は遊撃手としてスタメン出場するなど経験を積み、フェニックスリーグに参加し出場し続けました。

1軍でいきなり結果を残し、未来の遊撃手レギュラー候補として期待が高いですが、まだまだ”高卒”ルーキーなので課題もたくさんあります。試合に出場し続ける体力を身につけること、率をしっかり残すこと、守備の失策数(2軍の遊撃手では11失策)を減らすことなどやるべきことは多いです。来季も2軍中心になることが濃厚ですので、是非2軍で突出した成績を残し、1軍の選手にプレッシャーをかけられるようになっていただきたいなと思います。焦らずじっくりとステップアップしていって欲しいですね。

9 大和

  • 1軍成績:85試合,打率.281(199-56),4HR,23打点,3盗塁,20四球,出塁率.342
  • 2軍成績:4試合,打率.214(14-3),0HR,1打点,0盗塁,9四球,出塁率.267

FA移籍から3年目となる今季は、ホームラン数キャリアハイを達成するという意外な成績を残しました(特に引退された藤川球児さんから惜別のホームランを放ったシーンは感動しましたね…)。一方で守備面に関しては年齢的な問題から遊撃手の守備力が落ち、シーズン途中から二塁手として出場することが増えました。個人的には想定内かなと思っていましたし、二塁手、そして外野手としても心強いので、守備のウエイトを二塁手に移行し始めたのは個人、チームにとってもよかったのかなと思います。

自打球の影響で2軍落ちもありましたが、依然頼もしいベテラン選手です。若手選手に負けずに来季以降も頑張って欲しいですね。

23 タイラー・オースティン

  • 1軍成績:65試合,打率.286(238-68),20HR,56打点,0盗塁,29四球,出塁率.364
  • 2軍成績:7試合,打率.143(21-3),0HR,3打点,0盗塁,4四球,出塁率.280

今年からNPBで活躍する助っ人。来日1年目は20HRを放ち、右翼手のレギュラー筆頭として結果を残し、終盤佐野選手が離脱した際は4番を打つなど、昨年メジャーに旅立った筒香選手の穴をしっかり埋めてくれる活躍を残してくれました。特に長打率が脅威の6割超えとパワーを見せつけました。

しかし、これだけ活躍したのにもかかわらず、出場試合数が半分ちょっとしかないのが勿体無い。オースティン選手のプレースタイルである「ハッスルプレー」が諸刃の剣となってしまい、脳しんとうやむち打ちと言った故障で度々離脱するなど、チームの状況を左右させてしまいました。勿論、全力で取り組む姿勢は大切ですし、幾度とチームを救ってきたのでやめろとは言いづらいのが本音ですが、怪我さえ防げば個人ではタイトル、チームでは上位に導けるほどの能力があります。

来季もベイスターズでプレーすることが決まっており、ソト選手が残留したため引き続き右翼手での出場がメインとなります。多く出場するためにも怪我を防ぎつつド派手で活躍していただきたいですね。

31 柴田竜拓

  • 1軍成績:110試合,打率.266(233-62),2HR,20打点,0盗塁,29四球,出塁率.356
  • 2軍成績:出場なし

二塁、三塁、遊撃の3ポジションを高いレベルでこなす守備の要。今季は二塁、遊撃を中心にスタメンの機会も増え、打率はキャリアハイ、選球眼を活かした高い出塁率でチームを引っ張って行きました。また、ベイスターズで唯一3年連続2軍に落ちることなく帯同している選手でもあります。

しかし、打撃での好不調の波が激しく、守備でも目に見えないミスやエラーの多さが目立つなどまだまだレギュラーになりきれず便利屋の立ち位置から抜け出せていません。攻守共にプラスを生み出せる選手なので、柴田選手がレギュラーに定着できるとチームとしてもプラスになると考えています。

遊撃手には倉本選手、大和選手とライバルがいて、将来のレギュラー候補として森選手や田部選手が控えています。また、二塁手には伊藤裕選手やドラフト2位ルーキーの牧選手が次世代のレギュラー候補とされています。そんな中、柴田選手がしっかり遊撃手のレギュラーを掴めるかがカギとなります。ある意味来季のチームのキーマンとなり得る存在と思っていますので、来季こそはレギュラーを確実なものとして欲しいです。

38 山下幸輝

  • 1軍成績:39試合,打率.209(43-9),0HR,1打点,0盗塁,3四球,出塁率.261
  • 2軍成績:22試合,打率.323(62-20),1HR,11打点,1盗塁,2四球,出塁率.343

昨年は1軍出場なしと崖っぷちな立場で挑んだ今季は、2軍で成績を残した後2年ぶりに1軍昇格、代打で出場後即安打を放ち生き残りに向けてしっかりアピールしました。しかし、しばらくすると途端に打てなくなってしまい、絶対に必要な存在とはなりきれないまま終わってしまったと思います。2016年に代打成績4割という素晴らしい成績を出した分、代打の切り札を狙って欲しいですし、レギュラーもしっかり狙っていただきたいです。

40 飛雄馬(今季戦力外→引退)

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:48試合,打率.356(101-36),2HR,24打点,0打点,16四球,出塁率.441

近年全く1軍で活躍できず、一部のファンからは「なぜ未だに現役を続けているのか」と言われるほど酷評された選手。2軍の試合を回すためにここまで残ってきました。しかし、今季の2軍成績はとても凄まじい成績でした。生き残りをかけるためにこれだけの成績を出しましたが、1軍に呼ばれることはなく戦力外となってしまいました。

42 石川雄洋(今季戦力外)

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:36試合,打率.226(106-24),0HR,6打点,2盗塁,18四球,出塁率.341

1番長くベイスターズに在籍し、DeNAベイスターズの初代主将を務めたベテラン。昨年はチームの10連敗を止める決勝ホームランを放ったり、1軍通算1000安打を達成したりしましたが、今季は二遊間の選手に大きな穴が生まれなかったことから1軍出場はなく、チーム内の血の入れ替えから早い段階でベイスターズを退団することとなってしまいました。

ベイスターズ一筋16年、主将も務めたことで精神的支柱にもなったチームリーダー。退団となり多くのファンから惜しまれました。石川選手は現役続行を希望しているため、どうか1年でも長く現役を続けられるよう頑張って欲しいです。

44 佐野恵太(U5sw的2020チーム野手MVP)

  • 1軍成績:106試合,打率.328(402-132)「首位打者」,20HR,69打点,0盗塁,42四球,出塁率.395(今季外野手部門ベストナイン)
  • 2軍成績:出場なし

今季チーム内で文句なしのMVP。開幕前は筒香選手、ラミレス前監督から「主将、左翼手、4番打者、レギュラー」の重責を一気に背負ったこともあり不安視されていました。私自身も期待はしていましたがあまりにも背負わせすぎではないかと心配していました。ところがそんな周りの不安を一掃してくれました。開幕してからは安打を積み重ねたものの、チャンスで結果を残せず、ホームランも出ない状況で「4番打者としてどうなのか?」と酷評されることもありました。これに関しては、私はそこまで気にしていませんでした。佐野選手自身のペースでやればいいし、周りにホームランバッターが多いので気負う必要はなく、「つなぎの4番」でも十分な働きと思って観ていました。

しかしレギュラーとして定着していってからはホームランも量産するなど、酷評していた周りの全てを掌返しさせ、最終的には梶谷選手との首位打者争いに勝って首位打者のタイトルを獲得しました。レギュラー1年目でタイトル獲得はあっぱれとしか言いようがありません。そして、セリーグベストナインも無事獲得することができました。おめでとうございます!!!

守備でエラーが目立ったり、終盤故障で離脱する(これはレギュラー1年目なのに途中で休ませたりせずずっと出場させてた首脳陣にも問題があると思っている)など課題もありますが、今季の佐野選手の活躍に誰も文句を言う方はいないでしょう。来季は更なる活躍に期待です。

51 宮崎敏郎

  • 1軍成績:113試合,打率.301(429-129),14HR,53打点,0盗塁,24四球,出塁率.341
  • 2軍成績:出場なし

球界屈指のヒットメーカー。今季も主に5,6番で安打を積み重ね、2年ぶりに3割台フィニッシュ。終盤は故障でスタメンを外れることもありましたが、三塁のレギュラーとして頑張ってくれました。空振り率の低さも今季のセリーグでは中日の大島選手に次ぐ低さを残しています。本当に心強い存在です。

石川選手の退団により来季からは生え抜き最年長となる選手。引き続き天才バットコントロールを武器にチームを引っ張っていって欲しいです。

55 田部隼人

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:44試合,打率.240(121-29),0HR,13打点,0盗塁,5四球,出塁率.291

今季の高卒ルーキー内野手。開幕前の紅白戦ではホームランを放ったり華麗な守備を見せたりという場面がありましたが、シーズンに入るとホームランはなく、守備も失策(二塁2,三塁11,遊撃3)が多かったため、攻守ともにまだまだ課題がある内容となりました。しかし、ファーム最終戦でサヨナラタイムリーを打ったり、終盤は1軍の試合前に練習に参加していたこともあり首脳陣の期待も大きいのかなと思います。森選手という同い年の最高で最大のライバルがいますし、互いに切磋琢磨し合いながらレベルアップしていただきたいです。

60 知野直人

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:67試合,打率.237(228-54),6HR,24打点,7盗塁,23四球,出塁率.310

今季3年目になる若手内野手。今季も2軍で実戦経験を積むこととなりましたが、率は低くても打撃では成績を残しているのではないかなと思います。一方守備面では三塁を中心に守りましたが、まだまだ課題はあります(失策:二塁0,三塁8,遊撃3)。

個人的にそろそろ1軍に出てきて欲しい選手でもあります。年齢的に柴田選手の次に遊撃手を守る選手が知野選手であることから、来季はまず1軍デビューできるキッカケを作りたいところです。森選手や田部選手と言った有望株に負けず、打撃を中心にアピールして這い上がって行って欲しいですね。

64 百瀬大騎(今季戦力外→引退)

  • 1軍成績:4試合,打率.250(4-1),0HR,1打点,0盗塁,0四球,出塁率.250
  • 2軍成績:53試合,打率.182(110-20),0HR,13打点,4盗塁,8四球,出塁率.242

昨年ようやく1軍デビューを果たし内外野守れるユーティリティー選手。今季は1軍でプロ初ヒット初打点を挙げ、首の皮一枚繋がったと思っていましたが、2軍成績が奮わず残念ながら戦力外となってしまい、引退となりました。

個人的には昨年からもっと1軍の試合に出してもよかったんじゃないかと思うくらいでしたが、今季彼が唯一1軍で安打を放ったことは一生の思い出になると思います。今後の人生がいい方向に進むことを願います。

99 ネフタリ・ソト

  • 1軍成績:114試合,打率.252(428-108),25HR,78打点,0盗塁,44四球,出塁率.323
  • 2軍成績:出場なし

2年連続HR王の嵐のカリビアン。今季もチームトップの25HRを放つなどスラッガーとしての働きを見せましたが、シーズン途中に腎盂腎炎で離脱するという不幸もありこれまでの成績と比べると物足りない結果に終わってしまいました。

シーズンが終わり他球団流出の危機もありましたが、3年7.5億で球団に残留してくれました。ソト選手まで抜けてしまったらマジでベイスターズが終わってしまっていたので残留してくれたことに感謝ですね。

ロペス選手が抜けたことにより、来季は一塁での起用に固定されるのではないかと考えています。難しいシーズンでしたが、来季はかつてのようなインパクトを取り戻し、チームを支えて行って欲しいです。

108 フランディー・デラロサ

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:25試合,打率.205(44-9),0HR,5打点,1盗塁,6四球,出塁率.300
  • BCリーグ神奈川派遣時成績:33試合,打率.208(106-22),4HR,25打点,5盗塁,17四球,出塁率.315

今季から所属する育成助っ人。キャンプ時には1軍の試合にも出場するなど期待の高い選手でした。シーズン中はBCリーグ神奈川フューチャードリームスに派遣され出場機会を積みました。打率が低いというところでまだまだ課題は多いですが、これから鍛え上げ、いずれは支配下登録を勝ち取れるよう頑張って欲しいです。

外野手

00 宮本秀明

  • 1軍成績:6試合,打率.400(5-2),0HR,0打点,0盗塁,0四球,出塁率.400
  • 2軍成績:67試合,打率.240(200-48),4HR,16打点,15盗塁,16四球,出塁率.298

昨年は1軍出場がありませんでしたが、今季は2軍での結果や消化試合等もあり終盤に1軍昇格しました。ルーキーイヤーにはプロ初打席初HR、その次の試合にもHRを放つなど意外性を持つ打撃を披露していることもあり、1軍でも安打を放っています。

ベイスターズは走力に課題を持つチームであり、足の使える宮本選手は来季キーマンになり得る存在になると考えています。外野のレギュラーも狙いつつ代走の切り札として1軍に帯同できるかがカギとなります。

1 桑原将志

  • 1軍成績:34試合,打率.139(36-5),1HR,2打点,0盗塁,3四球,出塁率.220
  • 2軍成績:28試合,打率.245(102-25),5HR,17打点,6盗塁,10四球,出塁率.328

17年不動の中堅手レギュラーだった彼もここ数年大きく伸び悩んでいます。とにかく打撃。かつてのような思い切りの良さはなく、年々序列を下げ続けています。足も使え、チーム1の外野守備力を持っているのに打撃で足を引っ張ってしまっているのは本当に勿体無い。選手としての寿命も危ういと言われている中でとにかく結果を出さないといけません。

3 梶谷隆幸(今オフFA移籍)

  • 1軍成績:109試合,打率.323(433-140),19HR,53打点,14盗塁,45四球,出塁率.387
  • 2軍成績:出場なし

一昨年、昨年と怪我と不調により離脱していた蒼い韋駄天も今年はレギュラーとして復活しました。1番中堅手としてレギュラーに返り咲き、打率においては最終的に佐野選手にタイトルを譲る形となりましたが、キャリアハイの成績を残しセリーグ2位に。ホームランや盗塁、守備でもチームを支えてくれたのが今季のベイスターズにとって大きな収穫でした。

しかし、このオフにFA権を行使し、井納投手と共にジャイアンツに移籍することとなりました。正直同リーグのライバル球団に移籍となり、あまりにも痛すぎますが、個人の権利で移籍を決めたのでファンとしてはなんとも言えません。来年からは敵としてベイスターズ相手に全力でぶつかってきて欲しいです。

8 神里和毅

  • 1軍成績:80試合,打率.308(169-52),3HR,17打点,7盗塁,15四球,出塁率.370
  • 2軍成績:6試合,打率.278(18-5),0HR,0打点,3盗塁,2四球,出塁率.409

走攻守「顔」の4拍子揃ったリードオフマン。昨年は1番中堅手として中盤までレギュラーを張りましたが最終的に定着とはいかず、今年は開幕前の不調から梶谷選手にレギュラーを奪われ、2番手として控えることがほとんどでした。レギュラー候補としては1番近い存在ではありますが、走攻守全てにおいてまだ突き抜けたものがなく、致命的なミスから使われなくなったことも度々ありました(とはいえ乙坂選手との優先順位が謎におかしかったのが疑問ではありますが)。

梶谷選手の移籍に伴い来季は中堅手のレギュラーとして定着する大チャンスです。レギュラーとして働ける力は持っているので、来季は梶谷選手の穴を埋める働きを見せていただきたいです。

33 乙坂智

  • 1軍成績:85試合,打率.208(101-21),1HR,7打点,5盗塁,12四球,出塁率.289
  • 2軍成績:出場なし

昨年のCSではサヨナラHRを放ち、今季はオースティン選手の故障によって開幕スタメンを勝ち取り、ずっと1軍に帯同していましたが、イマイチ働きが悪いような結果に終わってしまいました。途中出場ならそれなりに結果を残していますが、先発出場だと全然結果を残せていなかったのが問題でした。ファンからは神里選手よりも優先的に起用されていることに対しヘイトが溜まりましたが、やはり1軍に帯同している以上しっかり結果を残して欲しいです。個人的に代打といったここぞの勝負に強いので、その切り札に成り切って欲しいと思っています。

37 楠本泰史

  • 1軍成績:28試合,打率.154(26-4),1HR,1打点,0盗塁,2四球,出塁率.241
  • 2軍成績:30試合,打率.365(104-38),6HR,24打点,2盗塁,13四球,出塁率.455

昨年はオープン戦で安打を量産して開幕スタメンを勝ち取ったり、逆転満塁HRを放つ輝きを見せましたが、今季は目立ったアピールができないまま終わってしまいました。外野のレギュラーが堅かったこともありますが、これまでの活躍を見ていると物寂しい結果でした。2軍では無双しておりやることがないという状況です。梶谷選手の移籍で1枠空いたため、レギュラーを掴み取るチャンスです。卓越したバットコントロールを来季活かせるよう戦って欲しいです。

52 細川成也

  • 1軍成績:19試合,打率.235(51-12),1HR,1打点,1盗塁,2四球,出塁率.278
  • 2軍成績:64試合,打率.318(214-68),13HR(イースタンHR王),53打点(イースタン打点王),7盗塁,48四球,出塁率.448(イースタン最高出塁率)

若手の野手で1番期待値の高い選手。高卒1年目のプロ初打席でHRを放ち、CS、日本シリーズでも安打を放つなど頭角を現し、その後は定着できずとも1軍に上がった時は何かしら結果を残してきました。今季はファームでタイトル3つを獲得したことから、もうそろそろ1軍のレギュラーとして定着すべき存在となっています。梶谷選手の移籍で1枠争いに必ず加わらないといけない存在。守備には多少難がありますが、個人的に1番中堅手のレギュラーを獲るべき存在だと思っています。来季のレギュラー奪取に期待です。

61 蝦名達夫

  • 1軍成績:17試合,打率.143(21-3),1HR,1打点,0盗塁,2四球,出塁率.250
  • 2軍成績:32試合,打率.280(107-30),6HR,19打点,3盗塁,20四球,出塁率.394

昨年のドラフト6位ルーキー。キャンプ時からラミレス前監督に一目置かれ、開幕1軍スタート。プロ初HRを放ったりスタメンでも出場したりとアピールしました。2軍でもルーキーイヤーとしては良い成績を残したと思います。梶谷選手の移籍で外野の一枠が空きますが、彼も十分に競争に割って入る能力はあります。終盤に手術で離脱しましたが、これからの活躍に十分期待できます。

63 関根大気

  • 1軍成績:出場なし
  • 2軍成績:54試合,打率.301(146-44),2HR,15打点,5盗塁,32四球,出塁率.427

前々からファームではやることがないほど無双していますが、1軍になると別人のように活躍できず、厳しい外野争いに勝ち残れず伸び悩んでいる選手です。今季に至っては1軍にすら上がれませんでした。

個人的には外野手事情に困っている他球団にトレードさせてやってもいいくらい最近の活躍が勿体無いと感じる選手でもあります。とはいえ来季はレギュラーに割って入るチャンスがあるため、なんとしてでもアピールして活躍できるようにして欲しいです。

全体的なまとめと今後の展望、来季に向けての個人的な希望

すごくながーーーい個人選手振り返りでしたが、最後に全体的な野手陣の感想と今後について述べていこうと思います。

筒香選手の穴を埋めた佐野選手の活躍、一方で佐野選手の穴を埋められず

今季のベイスターズの1番の主役は主将佐野選手。筒香選手が担ってきた役割を全て受け継ぐプレッシャーの中4番に定着し、首位打者とベストナインのタイトルを勝ち取ることができたのはすごく大きな要素でした。

一方で、昨年まで佐野選手が担ってきた2番手レギュラー兼代打の切り札に関してはその穴を埋められないまま終わってしまいました。そのため、中盤から終盤にかけてのここぞというチャンスで点を獲りきれなかったのが痛いと思います。

誰か主力が抜けると必ずどこかで穴を生まれてしまいます。完全に埋めきるのは簡単なことではありませんが、その穴を埋めてこそ強いチームを結成することができます。佐野選手に続きたくさんの選手がその役割を果たして欲しいです。

投手陣だけでなく、野手陣も怪我や不調での離脱が目立ってしまった

今季はイレギュラーなシーズンだったため、過密なスケジュールの中フルでこなすのはとても厳しかったように思えます。これはある意味致し方ないことです。しかし、主力と控えの差が大きいベイスターズにとって、主力の離脱は大きな痛手となってしまいます。

ベイスターズの打撃の主力である梶谷選手、オースティン選手、ソト選手、佐野選手、宮崎選手、ロペス選手は今季全員怪我や不調で離脱し、破壊力のある打線を強固なものにできなかったのが痛かったですね…

新たな苦手要素を増やしてしまった

ベイスターズはよく阪神タイガースに弱いで有名ですが、今季は9勝12敗3分けとそこまで弱かった印象はありませんでした(それでも弱いことに変わりはないですが…)。しかしタイガース以上に今季弱さを見せつけられたのが中日ドラゴンズでした。今季の対戦成績は9勝15敗0分けと大きく負け越しただけでなく、ナゴヤドームでは初戦に勝っただけで以後11連敗を喫してしまう不名誉すぎる結果を残してしまいました。

今季のドラゴンズは大野雄大投手の無双っぷりや盤石のリリーフ陣だったということもありましたが、以前までは苦手としていなかったドラゴンズにこれだけやられるのは情けない… 横浜スタジアムとナゴヤドームの広さが違うという面もありますが、それ以前の問題でもあります。新たな苦手要素を増やしてしまったのは今季の大きな課題でもあります。

以前から大きな課題だった機動力は来季以降更に大きな課題に…?

毎年毎年指摘されているのが走塁面を主とした機動力。元々主力メンバーがほぼパワーヒッターを占め、決して脚の速い選手が多くないのが特徴です。当然俊足の選手もいますが、レギュラーをつかめなかったり盗塁が下手な選手が多いです。そもそも今季盗塁を決めた選手がたった6人しかいません(梶谷14,神里7,乙坂5,大和3,中井1,細川1)。安打を打ってもホームに生還できず各駅停車となってしまうのが痛いです(ホームランを打てば全て解決するとは言いますが…)。

しかも、今季走攻守においてフルで活躍した梶谷選手が退団… ベイスターズにとって大変貴重な選手がいなくなってしまった今、これからどうするのか?非常に心配な部分でもあります。レギュラークラスである神里選手がいるため100%痛手ではありませんが、梶谷選手よりは劣ってしまうので心配なところもあります。来年から指揮を執る三浦監督がどういう野球を展開していくのかにもかかっている部分はあります。せめて今年よりは改善していただきたいものです。

もう1つの大きな穴、ロペス選手の穴をどう埋める?

梶谷選手の退団がクローズアップされがちですが、6年間ベイスターズの中心選手として活躍したロペス選手も退団しました。一塁手の穴はソト選手で解決しますが、問題はソト選手が守っていた二塁手を誰が務めるのかも課題です。

守備重視で柴田選手と大和選手で二遊間を守ってもらうという意見も多いですが、個人的に二塁手は守備よりも打撃を重視して欲しいのと、遊撃手の層を倉本選手、大和選手、柴田選手の3人で固めたいという希望があります。

その二塁手のレギュラー候補として、来季大卒3年目の伊藤裕季也選手、今季ドラフト2位で指名された牧選手、更には梶谷選手の人的補償としてやってきた田中俊太選手の3名を挙げたいと思います。伊藤選手と牧選手は打撃が売りの内野手ですし、田中選手は打撃が売りとまでは行きませんが走攻守でバランスの取れた選手ですし、過去に1軍の試合にも出続けている実績があるからです。

佐野選手みたいな活躍までは求めませんが、二塁手が定着できるとチームとしても大きいので、誰が掴み取るのか楽しみにしましょう。

捕手陣の偏重起用を見直すこと

今季は捕手別防御率というオカルト指標?にとらわれすぎて、投手との相性に変に拘ったり、打撃で結果を残している選手がファームで干されたりと色々と疑問の残る起用が目立ちました。もちろん投手との相性は大事ですが、変なこだわりによって打線の繋がりが弱くなったりと影響が出てしまっていた印象にありました。

個人的に捕手の優先度はリードや守備よりも打撃だと思っています。捕手は野手の一員ですし、リードや守備以外にも打撃で貢献しなければならないポジションでもあります。そもそも「野球は点取ってナンボ」のスポーツでもありますし、打撃で点を取らないと意味がありません(もちろん失点が多くても勝てないが)。最近は捕手でも打撃を求められるようになっていますし、打撃を重視しつつバランス良い起用をしていただきたいものです。

まとめ:個人的には来季が心配…

今回はベイスターズの2020年の野手陣について振り返りました。

個人的にロペス選手、梶谷選手の退団によって来季はとても心配だなと感じています。プラスアルファの補強もないですから… 佐野選手みたいな選手が出てくれば御の字ですが、佐野選手の穴が… という感じになりそうですし…

お金がないと言えばそこまでですが、補強に関する仕事は全く信頼していないですし、既存のメンバーで頑張っていくしかないようです。優勝は厳しいですが何とか下馬評を覆して欲しいと思います。

今回はここまでとなります。ご覧いただきありがとうございました。

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