【2021年度版!】東海道新幹線のひかり号の停車駅パターンを詳しく紹介!

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皆様、こんにちは。

チームネットラボのU5swです。

今回は東海道新幹線を走る「ひかり号」の停車駅について紹介していきます。

停車駅パターンを覚えて、上手く「ひかり号」を使えるようになりましょう!

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  1. ひかり号の歴史を簡単に説明
  2. 東海道新幹線のひかり号の停車駅(定期列車)
  3. 運行形態(定期列車)
      1. 1.東京〜岡山間を運行するひかり号
      2. 2.東京〜新大阪間を運行するひかり号
  4. 選択停車駅に停車する列車の紹介(パターン該当列車のみ、定期列車)
    1. 1.東京〜岡山間を運行するひかり号
      1. 熱海駅に停車するひかり号(主要駅掲載)
        1. 下り(岡山行き)(東京→熱海発車時刻、名古屋→岡山到着時刻)
        2. 上り(東京行き)(岡山→熱海発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
      2. 三島駅に停車するひかり号(主要駅掲載)
        1. 下り(岡山行き)(東京→三島発車時刻、名古屋→岡山到着時刻)
        2. 上り(東京行き)(岡山→三島発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
      3. 上記の2駅に停車しないひかり号
        1. 下り(岡山行き)(東京発車時刻)
        2. 上り(東京行き)(岡山発車時刻、新大阪発車時刻)
    2. 2.東京〜新大阪間を運行するひかり号
      1. 小田原駅に停車するひかり号
        1. 下り(新大阪行き)(東京→小田原発車時刻、名古屋→新大阪到着時刻)
        2. 上り(東京行き)(新大阪→小田原発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
      2. 豊橋駅に停車するひかり号
        1. 下り(新大阪行き)(東京→豊橋発車時刻、名古屋→新大阪到着時刻)
        2. 上り(東京行き)(新大阪→豊橋発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
      3. (ちょっと例外)小田原駅と豊橋駅の両方に停車するひかり号
  5. パターン外のひかり号(1と2の混合型、東京〜名古屋間のみ運行型、名古屋始発の山陽直通型)
    1. パターン1とパターン2の混合型(東京〜新大阪間)
      1. 下り(新大阪行き)(東京→米原発車時刻、京都→新大阪到着時刻)
      2. 上り(東京行き)(新大阪→小田原発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
    2. 東京〜名古屋間のみのひかり号
      1. 下り(名古屋行き)(東京→新横浜発車時刻、静岡→名古屋到着時刻)
      2. 上り(東京行き)(名古屋→静岡発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
    3. 名古屋始発の山陽直通型
  6. まとめ

ひかり号の歴史を簡単に説明

1964年10月の東海道新幹線開業からひかり号という種別は存在しております。当時は東京〜新大阪間を途中名古屋、京都のみに停車する速達列車として、新幹線の歴史を創り始めました。

山陽新幹線開業後は運行区間を博多まで伸ばし、1992年の「のぞみ号」誕生までは新幹線のエースとして活躍し続けました。

「のぞみ号」運行開始以降はエースの座を譲り、「のぞみ号」が通過する駅に停車するなど地域輸送に特化した種別となります。また、九州新幹線全通後は山陽新幹線の「ひかり号」の役割を「さくら号」が受け継ぐ形となったため、岡山以西でひかり号が運行される機会は大幅に少なくなりました。

東海道新幹線のひかり号の停車駅(定期列車)

まず、全てのひかり号が停車する駅は、「のぞみ号」の停車駅である、

東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪

です。「のぞみ号」が全列車停まる駅は当然「ひかり号」も停車します。

対して、全てのひかり号が通過する駅は、

新富士、掛川、三河安城

の3駅です。この3駅には「こだま号」しか停車しません。

運行形態(定期列車)

ひかり号の運行形態としては、大きく分けて2つのパターンが存在します。それがこちら。

  1. 東京〜岡山間を運行するひかり号
  2. 東京〜新大阪間を運行するひかり号

次にそれぞれのパターンの詳細を紹介します。

1.東京〜岡山間を運行するひかり号

毎時1本運転され、岡山行きは東京駅03分発、東京行きは新大阪駅48分発です。

列車番号は500番台が割り当てられます。停車駅はこちら。

東京、品川、新横浜、(熱海or三島)、静岡、浜松、名古屋、京都〜岡山間の各駅

このひかり号の特徴は、静岡県の2大都市である静岡駅と浜松駅に停車を行う他、熱海駅か三島駅のどちらかに停車する列車があります(いずれにも停車しない便もある)。また、山陽新幹線内は各駅に停車し、岡山以東のこだま号の役割を補完するようになっています。

東海道新幹線内では静岡駅と浜松駅のぞみ号の通過待ちを行います。また、2020年の改正で新たに京都駅臨時のぞみ号の待ち合わせを行うようになったため、長時間停車します。

2.東京〜新大阪間を運行するひかり号

毎時1本運行され、新大阪行きは東京駅33分発、東京行きは新大阪駅18分発です。

列車番号は600番台(630以降)が割り当てられます。停車駅はこちら。

東京、品川、新横浜、小田原or豊橋、名古屋〜新大阪間の各駅

このひかり号の特徴は、静岡県内の駅を全て通過する代わりに、名古屋以西の駅は各駅に停まります。東京〜名古屋間はのぞみ号を補完する役割&小田原or豊橋から首都圏および名古屋への速達性向上に、名古屋〜新大阪間はこだま号を補完する役割を持つことになります。

岐阜羽島駅と米原駅のぞみ号の通過待ちを行います。また、名古屋駅臨時のぞみ号の待ち合わせを行うため、長時間停車します。

車両に関しては、全てN700系16両編成が運用に就いています。

姫路駅に停車する東京行きひかり号

選択停車駅に停車する列車の紹介(パターン該当列車のみ、定期列車)

1.東京〜岡山間を運行するひかり号

先述の通り、静岡駅と浜松駅に必ず停車するひかり号です。下り(岡山方面)は静岡駅では毎時07分、浜松駅では毎時31分に発車します。上り(東京方面)は浜松駅では毎時17分、静岡駅では毎時41分に発車します。

次に、熱海駅に停車する便と三島駅に停車する便、そしていずれも停車しない便に関して詳しく説明します。

熱海駅に停車するひかり号(主要駅掲載)

下り(岡山行き)(東京→熱海発車時刻、名古屋→岡山到着時刻)
号数東京品川新横浜熱海名古屋京都新大阪新神戸岡山
50710:0310:1010:2110:4012:0112:3712:5713:1114:19
51916:0316:1016:2116:4018:0118:3718:5719:1120:19
上り(東京行き)(岡山→熱海発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
号数岡山新神戸新大阪京都名古屋熱海新横浜品川東京
5007:338:348:489:089:4311:0511:2411:3511:42
5049:2610:3410:4811:0811:4313:0513:2413:3513:42
51615:2616:3416:4817:0817:4317:0517:2417:3517:42

※ひかり500号は広島始発(広島6:14発)

熱海駅に停まるひかり号はとても少数派であるです。熱海は温泉といった観光産業が発展している地域ですが、隣駅である三島駅や小田原駅が比較的近いこと、東京方面から東海道線、伊豆方面へ特急「踊り子号」が運行されており、そちらに利用客が流れることもあるので停車本数が少ないと考えています。

三島駅に停車するひかり号(主要駅掲載)

下り(岡山行き)(東京→三島発車時刻、名古屋→岡山到着時刻)
号数東京品川新横浜三島名古屋京都新大阪新神戸岡山
5059:039:109:219:4611:0111:3711:5712:1113:19
50911:0311:1011:2111:4613:0113:3713:5714:1115:19
51313:0313:1013:2113:4615:0115:3715:5716:1117:19
51715:0315:1015:2115:4617:0117:3717:5718:1119:19
52117:0317:1017:2117:4619:0119:3719:5720:1121:08

※ひかり521号は広島行き(広島22:19着)

上り(東京行き)(岡山→三島発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
号数岡山新神戸新大阪京都名古屋三島新横浜品川東京
5028:259:349:4810:0810:4311:5812:2412:3512:42
50610:2611:3411:4812:0812:4313:5814:2414:3514:42
51012:2613:3413:4814:0814:4315:5816:2416:3516:42
51414:2615:3415:4816:0816:4317:5818:2418:3518:42
51816:2617:3417:4818:0818:4319:5820:2420:3520:42

昼間時間帯から夕方にかけて、2時間に1本が三島駅に停車していることがわかります。三島駅の隣に沼津駅があること、伊豆箱根鉄道の接続駅で修善寺といった観光地があるため、熱海駅よりも需要が見込めるからでしょう。

上記の2駅に停車しないひかり号

下り(岡山行き)(東京発車時刻)
号数東京品川新横浜名古屋京都新大阪新神戸岡山
5017:037:107:219:019:379:5710:1111:17
5038:038:108:2110:0110:3710:5711:1112:19
51112:0312:1012:2114:0114:3714:5715:1116:19
51514:0314:1014:2116:0116:3716:5717:1118:19
上り(東京行き)(岡山発車時刻、新大阪発車時刻)
号数岡山新神戸新大阪京都名古屋新横浜品川東京
50811:2612:3412:4813:0813:4315:2415:3515:42
51213:2614:3414:4815:0815:4317:2417:3517:42
52017:2618:3418:4819:0819:4321:2421:3521:42
52218:2619:3419:4820:0820:4322:2422:3522:42

停車駅は1つ減りますが、静岡〜新横浜間をはじめとする所要時間の差はありません。この区間は比較的ゆっくり走行するものと考えます。

2.東京〜新大阪間を運行するひかり号

先述の通り、岐阜羽島駅と米原駅に必ず停車するひかり号です。下り(新大阪方面)は岐阜羽島駅では毎時35分、米原駅では毎時53分に発車します。上り(東京方面)は米原駅では毎時57分、岐阜羽島駅では毎時15分に発車します。

次に小田原駅に停車する便と豊橋駅に停車する便に関して詳しく説明します。

小田原駅に停車するひかり号

下り(新大阪行き)(東京→小田原発車時刻、名古屋→新大阪到着時刻)
号数東京品川新横浜小田原名古屋京都新大阪
6337:337:407:518:079:1410:1210:27
6379:339:409:5110:0711:1412:1212:27
64111:3311:4011:5112:0713:1414:1214:27
64513:3313:4013:5114:0715:1416:1216:27
64915:3315:4015:5116:0717:1418:1218:27
65317:3317:4017:5118:0719:1420:1220:27
上り(東京行き)(新大阪→小田原発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
号数新大阪京都名古屋小田原新横浜品川東京
6428:188:339:3110:3910:5311:0511:12
64610:1810:3311:3112:3912:5313:0513:12
65012:1812:3313:3114:3914:5315:0515:12
65414:1814:3315:3116:3916:5317:0517:12
65816:1816:3317:3118:3918:5319:0519:12
66218:1818:3319:3120:3920:5321:0521:12

新大阪行き、東京行き共に、2時間に1本の割合で小田原駅に停車します。

豊橋駅に停車するひかり号

下り(新大阪行き)(東京→豊橋発車時刻、名古屋→新大阪到着時刻)
号数東京品川新横浜豊橋名古屋京都新大阪
6358:338:408:519:5410:1411:1211:27
63910:3310:4010:5111:5412:1413:1213:27
64312:3312:4012:5113:5414:1415:1215:27
64714:3314:4014:5115:5416:1417:1217:27
65116:3316:4016:5117:5418:1419:1219:27
65718:3318:4018:5119:5420:1421:1221:27
上り(東京行き)(新大阪→豊橋発車時刻、新横浜→東京到着時刻)
号数新大阪京都名古屋豊橋新横浜品川東京
6387:187:338:318:519:5410:0510:12
6449:189:3310:3110:5111:5412:0512:12
64811:1811:3312:3112:5113:5414:0514:12
65213:1813:3314:3114:5115:5416:0516:12
65615:1815:3316:3116:5117:5418:0518:12
66017:1817:3318:3118:5119:5420:0520:12
66419:1819:3320:3120:5121:5422:0522:12

こちらも新大阪行き、東京行き共に2時間に1本の割合で豊橋駅に停車します。

よって、1時間おきに小田原停車便→豊橋停車便→小田原停車便→豊橋停車便…と交互に運行されるので、比較的わかりやすいダイヤになっていると思います。

(ちょっと例外)小田原駅と豊橋駅の両方に停車するひかり号

下りの631号に限り、小田原駅と豊橋駅の両方に停車します。

東京品川新横浜小田原豊橋名古屋京都新大阪
6:276:346:457:027:598:189:129:27

パターン外のひかり号(1と2の混合型、東京〜名古屋間のみ運行型、名古屋始発の山陽直通型)

ここからは、上記のパターンに当てはまらないひかり号を紹介していきます。停車パターンが沢山あるので覚えるのがとても難しいですが、3つの特徴に分けて紹介します。

パターン1とパターン2の混合型(東京〜新大阪間)

まずは、上記のパターン1パターン2が混合した形のひかり号です。両パターンの停車駅を振り返ってみると、

  1. 東京、品川、新横浜、(熱海or三島)、静岡、浜松、名古屋、京都〜岡山間の各駅
  2. 東京、品川、新横浜、小田原or豊橋、名古屋〜新大阪間の各駅

です。この1と2の停車駅が混ざったタイプを詳細に見ていきましょう。

下り(新大阪行き)(東京→米原発車時刻、京都→新大阪到着時刻)

号数東京品川新横浜小田原熱海三島静岡浜松名古屋岐阜羽島米原京都新大阪
5336:006:166:417:257:598:12
65518:0318:1018:2118:4019:0719:3120:0220:1920:3520:5421:09
65919:0319:1019:2119:4620:0720:3121:0221:1921:3521:5422:09
66119:3319:4019:5120:3021:1921:3521:5322:1222:27
66320:0320:1020:2121:0721:3122:0222:1922:3522:5423:09

※ひかり533号は広島行き(新神戸8:26着、西明石8:35着、姫路8:49着、岡山9:13着、福山9:30着、広島9:54着)

まず、ひかり533号は東海道新幹線で唯一の新横浜駅始発の列車です。小田原駅、静岡駅にも停車しますが、始発便ということもあり、東海道新幹線内では後続ののぞみ号に1本も抜かされず、新神戸、西明石まで先着します。そのため、首都圏、湘南地区、静岡市内から中京圏、京阪神に早く着く便利な列車です。

次に、ひかり661号はほぼパターン2に準拠していますが、新横浜〜名古屋間の停車駅が静岡駅になっているのが特徴です。

残り3本に関しては、新横浜〜名古屋間がパターン1、名古屋〜新大阪間がパターン2の停車駅となっています。そのため、全体の所要時間が多くなっています。

岐阜羽島、米原に停車する理由として、この時間帯のこだま号が名古屋止まりであることから、こだま号を救済する目的で停車していると考えています。

上り(東京行き)(新大阪→小田原発車時刻、新横浜→東京到着時刻)

号数新大阪京都米原岐阜羽島名古屋浜松静岡三島小田原新横浜品川東京
6346:096:246:507:067:177:498:108:478:599:06
6366:366:517:177:327:438:178:419:249:359:42
6407:367:518:128:328:439:179:419:5810:2410:3510:42
66620:2720:4221:0421:2422:1222:5023:0123:09
66820:4521:0021:3722:0622:2822:5423:1023:2023:27

まず、ひかり634号、636号、640号に関しては、新大阪〜名古屋間がパターン2、名古屋〜新横浜間がパターン1の停車駅になっています。

次に、ひかり666号ですが、この列車が1番ユニークな停車駅です。米原駅に停車するのに岐阜羽島駅は通過し、静岡駅にも停車する便です。岐阜羽島、米原はセットで停車するのが基本ですが、この列車のみ基本から外れています。

最後にひかり668号ですが、ほぼパターン1に準拠していますが、小田原駅にも停車しています。帰宅時間帯の湘南地区への利用客の利便性向上に努めています。

東京〜名古屋間のみのひかり号

早朝に名古屋始発の東京行きが、夜間に東京始発名古屋行きのひかり号が上下各2本設定されています。このひかり号の停車駅には決まりがあり、以下のようになります。

東京、品川、新横浜、静岡、浜松、豊橋、名古屋

静岡県の2大都市である静岡駅と浜松駅、および愛知県南部の都市である豊橋駅に停車します。首都圏と東海地区、中京圏を結ぶ役割を担っています。

下り(名古屋行き)(東京→新横浜発車時刻、静岡→名古屋到着時刻)

号数東京品川新横浜静岡浜松豊橋名古屋
66721:3021:3721:4922:2722:4823:0123:24
66922:0322:1022:2122:5723:1723:3023:49

上り(東京行き)(名古屋→静岡発車時刻、新横浜→東京到着時刻)

号数名古屋豊橋浜松静岡新横浜品川東京
6306:206:406:547:147:548:058:12
6326:376:597:177:418:188:298:36

名古屋始発の山陽直通型

朝時間帯に、名古屋始発の山陽新幹線に直通するひかり号が2本運行されています。それが、531号(名古屋6:36発)と535号(名古屋7:37発)です。

2本とも東海道新幹線内は各駅に停車し、山陽新幹線内で通過運転を行います。詳しい説明は山陽新幹線のひかり号の記事で特集します。

山陽新幹線のひかり号の記事はこちらになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は東海道新幹線のひかり号の停車駅についてまとめてみました。

私も記事を書いてて感じていましたが、ひかり号の停車駅は…

「パターンが多すぎて非常に分かりづらい」

です。大まかなパターンや法則はあるものの、時間帯によっては特殊な停車を行う列車があるので、まさに初見殺しというワードが似合う種別となります。

しかし、停車駅パターンや時間帯を知っておくことによって、いざひかり号を利用する時に十分役立つと思います。是非この記事を活用していただけるとありがたいです。

今回はここまでとなります!ご覧いただきましてありがとうございました!

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